日本語を学び始めたばかりの方がまず覚える言葉といえば、「はい(YES)」と「いいえ(NO)」ではないでしょうか。多くの教材でも最初に登場する基本表現ですが、実は日本語には「はい」以外にも、状況や相手との関係によって使い分けられる多くの“肯定表現”があります。
本記事では、日本語で「はい」を伝えるさまざまな言い方を、初心者の方にも分かりやすく解説します。丁寧な場面から日常会話、さらにネイティブがよく使うカジュアル表現まで、実用的なフレーズをまとめてご紹介。日本語の理解が一段と深まること間違いなしです。

1.はい
「はい」は英語の “yes” にもっとも近い基本の肯定表現 で、質問に対して前向きに同意するときに使います。日常会話からビジネスまで、あらゆる場面で使える万能な言い方です。
例文:
佐藤さんは先生ですか。
Satou san wa sensei desuka
Is Mr. Sato a teacher?
はい, 佐藤さんは先生です。
Hai, Satou san wa sensei desu
Yes. Mr. Satou is a teacher

2.ええ
「ええ」は、「はい」よりもややカジュアルで柔らかい肯定表現です。堅すぎない言い方なので、日常会話でよく使われます。相手の話に軽く同意したり、会話の流れをスムーズにしたいときにも自然に使えます。
例文:
いい財布ですね
ii saifu desune
Such a nice wallet
ええ, 兄が買ってくれたのです
Ee, ani ga kattekuretanodesu
yes, my brother bought for me.

3.うん
「うん」は、日本語で最もカジュアルな「はい」の表現です。親しい友人や自分より年下の人との会話でよく使われます。軽く肯定するときや、会話をリラックスした雰囲気にしたいときに便利です。
例文:
もうお昼食べた?
Mou ohiru tabeta?
have you had lunch already?
うん, 食べたよ
Un, Tabetayo.
yeah, I have.

4.そうですね
「そうですね」は、相手の意見や発言に同意するときに使う表現です。直訳すると「そうだね」「そうですね」という意味で、英語でいうと “That’s right, isn’t it?” や “I think so, too” に近いニュアンスです。
例文:
昨日は寒かったですね
Kinou wa samukatta desune
Yesterday was really cold, wasn’t it?
そうですね
Soudesune
yes, it was really cold.
「そうですね」は、相手の発言に同意するときだけでなく、次に何を答えるか考えているときのつなぎの言葉としても使えます。この場合、文字通りの意味はなく、会話の間をつなぐ「間(ま)」としての表現です。
例文:
新しい元号についてどうおもいますか?
Atarashii gengou ni tsuite douomoimasuka
How do you think of the new era name?
そうですね, とてもいいと思います
Totemo ii to omoimasu
これらは日本語で「はい」を表す最も一般的な表現です。状況に応じて使い分けてみてください。
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