「よろしくお願いします」には、様々な場面で様々な意味があります。いくつか例を挙げてみましょう!
「よろしくお願いします」のさまざまなシチュエーション
初めて人に会うとき
Sato: はじめまして。佐藤(佐藤)です。– Hajimemashite. Satōdesu.
Louise: ルイスです。よろしくお願(ねがい)いします。– Ruisudesu. Yoroshiku onegaishimasu.
Sato: こちらこそ、よろしくお願(ねがい)いします。– Kochira koso, yoroshiku onegaishimasu.
Sato: Hi, my name is Sato.
Louise: My name is Louise. Nice to meet you.
Sato: Nice to meet you too.
自己紹介では「nice to meet you」のような挨拶が使われ、どの言語にも似たような表現があるので、訳すのはそれほど難しくないでしょう。というわけで、「よろしくお願いします」は、学習者が最初に習うフレーズのひとつとなっています。
別の例を見てみよう。
大学での会議/グループワークで…
Sato: みなさん、おそろいですか?– Minasan, osoroidesuka?
Louise: はい、そのようです。- Hai, sono yōdesu.
Sato: では始(はじ)めましょう。今日(きょう)はよろしくお願(ねがい)いします。– De wa hajimemashou. Kyō wa yoroshiku onegaishimasu.
Sato: Is everyone here?
Louise: Yes, it seems like it.
Sato: Well then, let’s begin. Today, yoroshiku onegaishimasu.
励まし(一緒に頑張りましょう)や感謝の言葉(貴重なお時間をありがとうございました)であることは、この文脈から推測できますが、他の文脈では、先手を打った言い訳(どんな問題も寛大に見逃してください)に聞こえるかもしれません。
Eメールで
添付(てんぷ)の資料(しりょう)で何(なに)かわからない点(てん)がありましたらお知(し)らせください。
以上(いじょう)です。よろしくお願(ねがい)いします。(よろしくお願(ねがい)いたしますー敬語(けいご))
–Tenpu no shiryō de nani ka wakaranai ten ga arimashitara oshirase kudasai. Ijōdesu. Yoroshiku onegaishimasu. (Yoroshiku onegai itashimasu ̄ keigo)
Please contact me if you have any questions upon checking the attached file.
That is all, yoroshiku onegaishimasu. (yoroshiku onegai itashimasu – keigo)
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新(あたら)しいシングルが7月7日にリリースされます!
みなさん、どうぞよろしくお願(ねがい)いします!
–Atarashī shinguru ga shichi gatsu nanoka ni rirīsu saremasu! Minasan, dōzo yoroshiku onegaishimasu!
The new single will go on sale July 7th.
Everyone, yoroshiku onegaishimasu!
メールや手紙では、「敬具」といった結びのフレーズが使われます。しかし「次に、何かしてください!」というニュアンスもあるのです。 さらに、CMの例では「シングルを買ってください!」という明確な意味合いがあります。
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結論
このように、「よろしくお願いします」にはいくつかの訳し方があるが、注意すべき点は、すでに起こったことについて言うのではないということです。感謝、謝罪、説明、これから起こることについての表現として使われます。
まだ起こっていないことに対しても「ありがとう」や「ごめんなさい」と言うことが大切なのです。
いずれにせよ、「よろしくお願いします」は会話やメールの結び方として非常に便利な言葉です。これからは使う場面や会話をよく観察してください。 よろしくお願いします!
「おつかれさまです」もビジネスで使える言葉ですので、ぜひ覚えてください!
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