野球ファンの皆さん!東京ドームのライトの下で試合を観戦したり、熱狂的な日本の観衆と一緒に好きなチームを応援することを夢見たことはありませんか?このブログは、”日本での野球観戦 “のためのワンストップショップです。
日本で人気があるスポーツといえば?
日本で最も人気のあるスポーツといえばなんでしょうか。
直接観戦、テレビ観戦ともに2023年調査でも堂々一位にランクインしたのは野球です!
野球は日本での歴史が古くJリーグのあるサッカーが追い上げてはいるものの今でも堂々と一位の座を守っています。
サッカーというスポーツは、世界で一番有名なスポーツだと思います。
W杯はたくさんの国が参加し予選から世界中で大きな注目を集めます。
一方、野球ですが…
世界大会でも参加する国は20か国くらいです。そして予選はほとんどありません!
野球とはどんなスポーツなのか、そして日本のプロ野球についての解説をお送りします。
これを読んだらみなさんも是非一度スタジアムで日本の野球を観戦したい!!という気持ちになっているはず!
野球とはどんなスポーツなのか。野球のルールとは?
野球というのは、基本的に守備と攻撃にわかれて行う、チームスポーツです。監督やコーチは、いろいろな作戦(tactics)を「工夫」してゲームを進めていきます。
チームはそれぞれ順番に9回ずつ「守備」と「攻撃」を行います。
攻撃のチームはピッチャーの投げた球を守備を避けて遠くに飛ばしてその間に走塁をして得点を狙います。守るチームはグラウンドに散らばり、打つチームの打球をとってアウトを重ね、相手の攻撃の時間を無得点で終わらせようとします。
スコアボードの上が「表(おもて)」です。そして、下を「裏(うら)」と言います。
HomeTeamが最初に守ります。きれいに掃除されたグラウンドで守れるアドバンテージがもらえるからです。
「時間」のTime limitはありません。攻撃の時間は「3out」になるまで続きます。なので、1時間ずっと打ち続ける時もあるし、反対に、1人に1球ずつで「3球」でたった「3分」くらいで終わるときもあります。
その他、ここに簡単なルールと見るポイントをまとめてみました。
- バッターはストライクボールを3球打てない、もしくは見逃すと三振で1out。
- out3つで攻撃が終了して守備と交代(change)。
- ピッチャーは変なところに3球投げてもいいけど4球目はペナルティ。
- ベースは3つ(一塁、二塁、三塁)。4つ目(ホームベース)を踏むと1点入る。
- 誰も取れないスタンドに入るとホームランです。だれにもじゃまされないで4つ目のベースを踏むことができます。Tokyo Domeは、見られるチャンスがたくさんあります!
- 3番目のバッターはそのチームで一番ヒットを打てる選手。注目しましょう!
- 背番号3番はそのチームの中でも有名な選手が多い。グッズを買いましょう!
- 生ビールは1試合だいたい3杯くらいのペースがおすすめ。
- 1つのゲームで投げるピッチャーは、できれば3人までにしたい。
- バッターは、3回に1回打ったら、いいバッター!なので、スコアボードに.300(30%)より大きい数字が書いてあったらすごい!
- ピッチャーは1ゲーム3点まででStopできたら、いいピッチャー!なので、スコアボードに3.00(3点)より少ない数字が書いてあったらすごい!
- 1試合の時間はだいたい3時間。3回裏までに1時間くらいが平均です。
こうして、ゲームが終わると、スコアボードはこんな感じになります。
*Y=Awayチーム(表) G=Homeチーム(裏)
Y 000 200 110 [Total Run…4]
G 500 103 00✕ [Total Run…9]
「G」がHomeTeamですね。そして、最初の「打つ」で5点入ってますから、多分この時の「打つ」の時間はすごく長くて、Gが好きな人はとても楽しかったと思います。
↑このゲームは4対9でホームのYが勝ちました!
最後のGの「打つ」のところに「✕」が書いてあります。これは、「Y」が最後の「打つ」の時に点数をGetできなかったので、もう「G」は打たなくてもいいですね、はい、終わりにしましょう!・・・というルールがあるからです。
ちなみに、「G」の一番いいピッチャーは、最後の「Y」のチャンスを「0」にするためだけに出てきます。(最後の10分くらい!)これを「クローザー」と呼びます。もちろん、そのチームのスター選手です。何試合も連続で出てくることもあるので、本当に大変な仕事をします。
お客さんはみんなそのスターが出るとすごく盛り上がります!!そのピッチャーがでてきたら、日本語で、「待ってました!」とさけんでください。
また、残念ながら、初めて見る人にとっては「…え?どうして?今のは何?」と思ってしまうようなルールがたくさんあります。それに、今でも新しいルールが増え続けています…。ふう、困ったものです。
私が一緒にスタジアムに見に行った人の中には同じピッチャーがずっと投げている。でもバッターは全然打たない。それなのにみんな「おお~!すご~い!」と言っている。どうして?全然打っていないのに、なんでみんな楽しそうなの?誰を応援しているの?という人もいました…。
そんな、ルールの多い野球ですが「そんなにくわしくないですが、日本の野球を見に行くんだよ~!」という方のために、スタジアムに行って楽しめるポイントをいくつか紹介します!
応援するチームを作って旅に出よう!!
では最後に、もっともっと楽しく日本のプロ野球を見るためのインフォメーションを書いておきます。
まず、日本は、セントラルリーグとパシフィックリーグという2つのリーグがあります。セリーグ、パリーグと覚えてください。
そしてそれぞれのリーグに6つの球団があります。球団にはオーナーとなる企業と、本拠地にホームスタジアムがあります。
簡単に紹介しましょう!
セリーグ(北から順番に)
- 東京 …ヤクルトスワローズ :明るい選手が多くてスタジアムも都心!現在日本人最高のバッター、”むら神様”がいます!
- 東京 …読売ジャイアンツ :日本全国にファンがいる、日本一古い人気チーム。
- 横浜 …DeNAベイスターズ :横浜の人はみんな大好き!打って打って打つチーム。
- 名古屋…中日ドラゴンズ :日本人の若いバッターを育成中、スタジアムが超広い!
- 大阪 …阪神タイガーズ :去年のチャンピオン、大阪に行ったらタイガースの話を!
- 広島 …広島東洋カープ :楽しくて工夫した応援がにぎやか!応援だけで疲れます。
パリーグ(北から順番に)
- 北海道…日本ハムファイターズ :ファンサービスNo1チーム!スタジアムも日本一! *大谷もダルビッシュもこのチームで育った。
- 仙台 …楽天イーグルス :東北に1つの人気チーム、日本No1クローザーがいる!
- 千葉 …ロッテマリーンズ :海の近くで風が強い!派手じゃないけど戦い方が上手い!
- 埼玉 …西武ライオンズ :若いピッチャーが成長している守りのチーム!昔は最強!
- 大阪 …オリックスバファローズ :2年連続チャンピオン、ピッチャーが皆すごい!➅福岡 …ソフトバンクホークス :スター選手がたくさんいる、今シーズン断トツ1位!
1つのリーグの中で125試合(VS5チーム×25試合=125試合)、そして違うリーグのチームと18試合を戦って、1年間で143試合します。その結果でリーグのチャンピオンを決めます。
この143試合の成績で、選手は1年間仕事を評価されます。
その後、そのリーグの1,2,3位のチームがプレーオフに出場し、そのトーナメントで1位になったチーム同士(リーグチャンピオンとして)が「日本選手権(日本シリーズ)」を戦い、「日本一」が決まります。これは先に4勝したほうが勝ちです。
さてさて今年はどのチームが日本一になるのでしょうか?!
もしかしたら、みなさんがゲームを見た、そのチームかもしれませんね!!私の2024年予想は、パ・リーグ「福岡ホークス」とセ・リーグ「広島カープ」です!
日本にいる間に、すべてのスタジアムに行って野球を見てみるのも楽しいと思います。とにかく、熱い熱いその球場の雰囲気(atmosphere)をEnjoyしてください!
スタジアムでの野球観戦の楽しみ方!
一番簡単で一般的なチケットの買い方は、「ローチケ(ローソンチケット)」のページで「プロ野球」を選んで買う方法、または「チケットぴあ」のページ、「セブンイレブン」でも同じように「スポーツ」⇒「プロ野球」を選んでください。「プロ野球 観戦チケット」で検索してそれぞれのページに行って確認してください。
すごく簡単に買うことができますが、やはり、全てのページは、トップページには必ずチームの名前が12個書いてあります。なので、どのチーム(どの都市)の試合を見に行くか、どこを応援したいかを決めてから検索してみましょう!そうやってページに入ったら、スケジュールを確認して、空いている座席と金額、枚数を選択して、予約をしましょう!チケットはORコードと実物送付の2パターンあります。
では、スタジアムのどこで見たら楽しいのでしょうか?やっぱり一番楽しいのバックネット席です!…が、残念ながら、ここは記者や年間シート、チーム関係者(家族や親戚)がほぼ毎試合埋めているのでまず一般で買うことはできません。
それ以外の席は?
- やっぱり近いところがいい! ⇒ 内野席の予約にchallengeしましょう!
- 周りの人と一緒に大きい声を出したい! ⇒ 外野席に座って選手に声をかけましょう!
- 家族や友人と自分たちだけの時間を過ごしたい! ⇒ 球場のHomePageを見てoriginalシートを予約してみましょう!
私のおすすめはいくつかの球場にある「コカ・コーラシート」です。
いろいろなニーズがありますよね。基本的な座席は、ホームベースから右側がHomeTeam、左側がVisitorTeamのエリアに別れています。ですので、もし応援しているチームがHomeで試合をするなら、一塁側内野席とライトスタンド側の外野席に座りましょう!内野席はボールが飛んできたり、選手の声が聞こえてきたりします。外野席は毎日見に来るような熱いファンがたくさん座っています。応援も盛り上がります。たま~に…、間違えて、相手チームのユニフォームを着ているのに一塁側に座っているお客さんを見ます。これはあまりおすすめできません…。見ているとかわいそうになります…。とにかく、「Homeは右側」と覚えてください!
HomeとVisitorに別れたら、もちろん、表と裏で応援の順番もかわります。
ファンはトランペットや太鼓を使って、「攻撃」の時に全力で選手を応援します。中には、全員立ってジャンプをしながら応援するチームもあります。(広島や北海道)TokyoDomeでは、となりの人と一緒に「かっとっばせーー(名前)!(名前)!」とタイミングに合わせて叫んでみてください!手は軽く握って名前1回に対してドアをゆっくり2回ノックするイメージです。
手 ⇒ 1 2 3 4
声 ⇒ かっとばーせー! おーかーもとっ! おーかーもとっ!
*岡本選手…ジャイアンツNo25/2023WBC世界チャンピオンメンバー
5回のグラウンド整備の時や、ピッチャー交代の時、そしてラッキーセブンの7回に、それぞれのHomeTeamが楽しいダンスをすることがあります。有名なのは、東京ヤクルトスワローズの「東京音頭」。雨が降っていないのに傘をかざして応援します。そして北海道日本ハムファイターズの「北のきつねダンス」は野球を知らない人でもなぜか踊れるほど有名になりました!あとは、読売ジャイアンツの「ヴィーナス」という女性ダンスチームのダンスは本当に美しくてかっこいいです。
野球の応援といえば?生ビール!!
さあ、最後に、いよいよスタジアムで野球を見るメインイベント、生ビールの注文についての説明です!
ぜひ手を挙げてその場所に座りながらビールを買って飲んでください。お酒以外にも子どものためにかき氷やジュースも買えます。お客さんがフィールドの選手に注目している時、いつもビールのタンクを持った女性が、フィールドに背を向けて私たちの顔を見ていてくれます。まずは背負っているバレルが「Asahi」なのか、「KIRIN」なのか、それとも「サッポロ★」なのか、「Suntory」なのか、よーく確かめて手を挙げましょう!そして女性と目があったら迷わずその手を大きく振りながら「すみませーん!ビールください!!」と叫びます。そうすると、まるで東京駅の新幹線ホームで、恋人を見つけたかのような笑顔で階段を駆け上がって近くまで来てくれます。汗がすごいです。そこで「ありがとうございます」と笑顔で感謝を伝えてビールを買ってください。
一番速いのは現金です。あとはPaypayです。クレジットは使えません。千円札を見せながら手を挙げれば、その女性は来る途中で200円のおつりを用意してくれます。すばらしく仕事ができる方々です!
しかしそんなビールタンクをしょった彼女たちは、全員ライバルですから、私のように「ビールが好きです」と顔に書いてあるお客さんの周りに常に3,4人歩いています。もし、もう一杯飲みたいなと思ったら、できるだけ早くきてもらえうように、最初のビールを買う時に「次は○回の表くらいにきてください!」とそっと伝えておくのがいいでしょう。本当に、本当に来てくれます!!
さあ、心の準備はできましたでしょうか。
日本のプロ野球が、そうしてこんなに人気のスポーツになったのか、スタジアムでじっくり感じ取ってきてください。